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2009年7月29日 (水)

ピースサイクル3日目 

 小牧基地の場合
 当日の様子は聞いていないが、これまで全く同じパターンの対応をする基地側であれば、申し入れそれ自体は例年通りであったろう。
 基地正門のゲートを閉め、ゲートの外でただただ黙したまま申し入れ書を受け取るだけ、返事もしない、回答書もよこさない、要するに無視である。他の市民グループが行っても同じ対応であるが、これが地元の自治体であるとか「地元住民」であると、部屋を用意して対応するようである。この違いはなんなのか。
 一つは、市民グループと名乗っての申し入れの場合、言葉として発することはないとしても、「自衛隊は憲法違反」という認識が付随しての場合が一般的で、また、彼らの職業・職務それ自体を非難ないしは否定的見解を述べることが多いからであろう。「C130輸送機のジプチ派遣は、憲法違反、すぐに帰還してください。」と面と向かって言われれば、はいそうですか、とならないであろう、彼らの立場からすれば。
 もう一つは、自衛隊といえども軍隊には変わりはなく、それは戦前と現在では、文民統制のもと、組織も隊員の認識も全く変わらないとはいえないが、「規律(軍律)」による統制力は、その組織性からいって大きく変わるものではないだろう。それは同時に「反政府」の言動に規制がかかる以上に、時の権力の思想統制のもとにおかれることは避けられない。その時の政府とは「日米同盟」を基軸とする事実上の「軍事大国化」「憲法9条」違背を是とする自民党政府であるから、憲法擁護の市民グループと対立関係にならざるを得ない。
 それでも、新憲法のもとでの「自衛隊」は、他の行政機関と同じものであるという一般認識のものとで対応を求める市民グループは、自衛隊が「市民グループ」を敵対視し、まっとうな対応をしないことに、より不信感を募らせる結果となっている。
 さて、小牧基地司令への申し入れ文書は、以下の内容が含まれていた。
①自衛隊3軍の海外派兵は憲法違反です。派兵に強くに反対します。現在ジブチに派遣されているC130輸送機の即時帰還を求め、派遣業務を停止してください。
②空中給油機の配備は、小牧基地の更なる基地機能強化と、米軍供用の容認につながるものであり反対します。
③ブルーインパルスの展示飛行に反対します。中止してください。
④小牧基地に関連して「基地内で騒音を発生させないこと、放射性物質、有毒化学物質や兵器等の有害物質を搬入、保管しないこと、これらの有無を含めて全ての情報を公開すること。/周辺自治体はもとより、平和団体、市民団体とも、対話の場を積極的に設けること。「反戦平和」の世論・主張にしっかり耳を傾けてください。/基地内を、積極的に公開してください。
 実は、C130輸送機のジプチ派遣は、基地司令の一存で決められるわけではなく、本来、申し入れ先は総理大臣もしくは防衛大臣ということになるから、「そのような市民からの申し入れがありましたから、上申します」とか何とかの行動をとってほしい、という意味合いになる。なんか申し入れる方もむなしさを感じる。
 私はこうした時いつも、「国会議員の特権」で、せめて「対話の場」だけでも設定してもらえれば、と思うことが多いが、そのような議員を送り出す努力をしているわけではないので、かなうはずもない。こういう時に、若干の運動上のジレンマを感じるのである。
 今年もいろいろあって、愛知の「ピースサイクルの熱い夏」も終わった。この先、広島、長崎市長あてのメッセージを取りまとめ、「六ヶ所村ピースサイクル」関連のメッセージを送って、秋の全国会議での報告と総括に臨むことになる。了

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コメント

>自衛隊3軍の海外派兵は憲法違反です。派兵に強くに反対します。現在ジブチに派遣されているC130輸送機の即時帰還を求め、派遣業務を停止してください。

海外派兵の決定をしたのは政府でしょうに
自衛隊じゃありません
ソマリア派遣だって当初防衛省は反対だったでしょ(武器使用基準が厳しすぎて安全を確保できないという理由で)

だいたい政府の命令を無視して自衛隊が勝手に帰還したらそれこそ「軍部の暴走」ですよ

投稿: | 2009年7月31日 (金) 08時32分

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