名古屋市長選挙を考える・12
河村たかしの言いたいことはこれか。(1)
名古屋市長選挙の候補者、河村たかしのホームページには、名古屋市長選挙に関するものは何も載っていない。これは河村の矜持なのであろうか。
ただ昨年8月に「河村ビジョン 庶民革命」を発表して掲載している。これが名古屋市長選挙についても、政策のベースになっているといえる。
私はそれの全部を読んでいないが、ダイジェスト版と衆議院議員・河村たかしの後援会の新聞「夢・負けるものか・第207号」を見ながら、河村の言いたいことを考えてみたい。
「庶民革命」では4つの柱を立てている。-4大変革が点火する 日本のエネルギー-「議員ボランティア化」「消費税減税」「党議拘束撤廃」「新しいマチ」である。
一方、市長選挙の主張では、新聞「夢・負けてなるものか」に、「・・・まず名古屋で、国会でできなかったことを実現。そして日本全国へ発信。庶民革命を日本へ行き渡らせます。ナゴヤ三つの日本一。名古屋の精神。織田信長。楽市楽座は脱貴族。東京は政治。大阪は商都。名古屋は減税、市民の自立。減税ナゴヤ庶民革命」。
そしてその3つとは、「1、日本一、税金の安い街ナゴヤ」「2、日本一、福祉、医療、住民自治が行き渡った街ナゴヤ」「3、日本一、早く経済復興する街ナゴヤ」「4、などなど中小企業出身の河村たかしが、織田信長の楽市楽座をナゴヤで実現します」と書いている。
まず表現としての言葉の使い方、キャッチフレーズという点からは、玄人向きではない。(だから庶民派?)それに河村は、「庶民」という言葉が好きらしいが、庶民は、いうほど「日本一」を有り難がってはいないように思う。確かに「瞬間的」には、歓喜することもあろうが、「塩梅ようやりゃーせ」が名古屋基準。
それに例えば、日本一の福祉、日本一の医療、日本一の住民自治というが、それぞれどんな内容を持って日本一であるのかイメージしにくい。待機園児最少、医療無料化の年齢、養護老人ホーム受け入れ数、これらで日本一なのか。人口あたりの医師の数、患者数に対する看護師数、癌、脳卒中、心臓病の医療施設、救急体制これらが日本一なのか。「住民自治」の日本一とはどう説明しているのだろう。中学校区単位で4~5人のボランテア議員による議会開設が出来れば日本一か。
いまどき「楽市楽座」を持ち出してはいるが、いかにも時代錯誤の感がある。230万人都市名古屋の物流は、「楽市楽座」のレベルでは対応できない。例えば課税緩和された「経済特区」というイメージにしても、せいぜい港湾地域の港区1区が対象であろう。グローバル時代といわれるなか、工業と農林水産業、地産地消、食料自給率などの観点からの考察が必要だと思うのだが。
「庶民革命」の本論では、もう少し踏み込んでいるであろうから、それらを読みながら、また私の提案を加味しながら、河村たかしの言いたいことを少し考えてみようと思う。 (続く)
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コメント
「庶民」という言葉に触発されて一言。
かって「市民自治」という言い方をしたら、それは飛鳥田・横浜市長が使っている特定用語、と牽制球を投げられ、では何と言ったらいいのか、と問うと、「住民自治」がふさわしい、と言われたことがありました。遠い日のことです。
そこで庶民です。「庶民」っていうのは、「さむらいジャパン」の侍に似たところありませんか? 7人の侍の「侍」というより、ご家人といった感じがするのです。それと似た感じで、庶民=なごや弁といった安直なところが、「庶民」にはあるような気がして…。
投稿: 只今 | 2009年3月23日 (月) 14時27分
河村夫人の仕事の関係で何度か氏にもお会いしたことがあります。
その時の印象を一言で言うならば「何様のつもりだ?」です。
明らかに相手を見下した傲慢な態度で上から物を言うお方でした。
庶民派とか市民派とかって昔からそういう高慢な方の得意技ですよね。
結局のところ庶民を見下して差別しているからこそ自分が下りているってことをアピールするんですから。
投稿: | 2009年4月27日 (月) 14時07分