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2008年9月19日 (金)

トヨタの働き方研究・交流集会

  報告のために「負担」を感じ
  「現代労働負担研究会」なる全国組織があって、その集会が名古屋で開催されることになった。テーマは「トヨタの働き方研究」で、5つのテーマが設定されている。
1、「トヨタ下請けで働く日系ブラジル人の実態」
2、「過労死のたたかいを振り返って」
3、「ATU、今後の展望」
4、「フィリピントヨタ労働組合の闘いと国際的な意義」
5、「トヨタの軌跡・・賃金を中心に」
 このうち第4のテーマが私の担当となった。
 いったい、この研究会には、どんな人たちが参集するのであろうか。
  まさか、大学の教官や研究者が主ではないでしょうね。そのような人たちの前で話ができる立場でもないし、内容も持ち合わせていない。それに、私はどちらかといえば、現場に近いところにいるから、「研究」するより、実践する立場である、といって、要請を受けた人に反論を試みたが、「あるがままに」といわれ承諾した。
  さて、その日は明日である。台風が近づいているようであるが、明日の朝にはこの地方を通り過ぎているようで、会の開催には支障なさそうである。そこで、レジュメ作りを再開した。
 さてどこから入り、主論をどこにし、まとめをどうするか・・・。やはり研究会の主柱である「労働負担」の実際について、それをトヨタの現場に当てはめてみるとすると・・・、そんなの報告できるわけがない。
 もう少し一般化してみるか。「企業は金もうけが第一だから、儲かる商品を低コスト・高品質で、市場の動向を見極めてタイムリーに投入する」とすれば、「安い労働力」を求めて、あらゆる策を講じるだろう。低賃金、雇用形態による格差、海外への工場移転・・・。そんな企業(多国籍企業)には、きっと問題があるはずだ、その実例としてフィリピントヨタの争議を素材にすればいいわけか。
 フィリピントヨタ労組(TMPCWA)が苦闘しつつ、問題を突きつけているものには、多国籍企業の「ダブルスタンダード」があり、それを規制する国際法とは何か、それが機能しているのか、裁くのはどこか。
 国境を越える資本、物流、労働力、それに対抗する労働運動、労働者の国際連帯・共同闘争とは?
 問題提起にとどまってしまうが、この辺りまでが私の限界かな。それにしても私には「負担」が多いことは確かだ。

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