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2008年8月21日 (木)

六ヶ所村村長宛メッセージ

 「ピースサイクル全国運動2008」の締めくくりは、「六ヶ所村ピースサイクル」で、一行は既に16日出発し、22日に現地入りする予定となっている。その後発隊は、公共交通を使って22日に出発し、現地で自転車隊と合流するはずである。出発にあたって全国から寄せられたメッセージ(FAX&メール)を持参するので、愛知ネット発18日付の、六ヶ所村長宛メッセージを引き写しておくことにする。青森県知事、原燃社長宛は明日にアップしたい。

六ヶ所村村長
古川 健治様
                       ピースサイクル愛知ネット
                 
           私たちの懸念をお伝えします

 国策、エネルギー政策の根幹などといわれつつ、原子力発電関連施設の多くを受け入れ、その万全なる安全性を求め、監視、点検などの対処及び村民並びに周辺市町村への配慮など、日夜ご奮闘の事と拝察申し上げます。
 私たちは「ピースサイクル愛知ネットワーク」といいます。ピースサイクル運動につきましては、これまでも、私たちの仲間が当地訪問を重ねてきた事もあり、きっとご記憶にとどめておられているものと拝察し、運動の紹介は省かせていただきます。
 ところで、2年前のこの時期、「六ヶ所再処理工場のアクティブ試験で、日本原燃が5月、6月に放射能を海洋に放出した月日が明らかになりました。5月と6月に、それぞれ6回も海に放射能を垂れ流していたのです」という情報に触れて、「事実とすれば、あの下北半島沖から三陸沖に至る豊饒の海の汚染がとても心配です。いやそればかりではなく、海流によって、日本列島沿岸、太平洋そのものの汚染源になりかねません。」と言う私たちの懸念をお伝えしました。
 あれから2年、伝え聞く範囲では、再処理工場の抱える問題の解消がなされたとの情報に接することはありませんでした。むしろ新たに、「六ヶ所再処理工場不良固化体生産」という問題に直面しているとお聞きします。
 その内容とは、引用ですが「再処理工場の工程の最後にあるのが、廃棄物処理工程である。そのうち、高レベル放射性廃棄物は、ガラスと混ぜて固化体にし、ステンレス製のキャニスターと呼ばれる容器に詰められる。
 日本の核開発計画では、このガラス固化体を50年ほどの期間保管し、その後地下300メートル以上の深さに永久処分される計画になっている。
 ところが、六ヶ所再処理工場内のガラス固化体製造設備は、2007年11月にアクティブ試験第四ステップの最中に始まったが、白金属元素の滞留によりガラス固化装置が詰まり、2007年12月に中断、その後固まったガラスと白金属を取り除く作業を行った後に多くの批判を押し切って7月2日に再開をした。
 ところが再開間もなく数百グラムのガラスが固化体容器に流れたもののすぐに流下は止まった。試験はまた中断した。日本原燃は7月中にアクティブ試験を終了する予定だったが、この事態を前に、見通しは全く立たなくなった。
 ガラス固化体を製造するプラントは、東海再処理工場にもあり、これまでにもトラブルを起こしてきた。六ヶ所再処理工場も東海のものをそのまま転用したのだが、結局何の進歩もなかったことになる。
 これほどいい加減でずさんな設備が、日本の核燃料サイクルの要となっていることに、国も事業者(この場合は電力)もほとんど危機感を持っていない。」というものです。事実でしょうか。
 また、専門家による「六ヶ所再処理工場直下に有力活断層」があるとの情報もお聞きしました。これについて日本原燃は、「出戸西方断層と呼ばれる断層には活動の可能性がある『考慮すべき断層』としているが、その他は一切影響がないものとしている。」とのことですが、先ごろ発生した新潟県・中越沖地震の、東京電力・柏崎刈羽原発の深刻な事態を教訓にしているのかどうか、素人の私たちですが心配でなりません。
 
 私たちは、東海地震の直撃を受けるのではないか、度々事故で運転停止を繰り返す、その中部電力・浜岡原子力発電所に対しても、背筋が寒くなるほど不安を駆り立てられていますが、狭いこの日本列島では、どこで原発事故があっても、壊滅的な被害は免れません。
 地球上から全ての核をなくすことを求めつつ、六ヶ所の「放射能の海洋放出」「再処理工場不良固化体生産」「再処理工場直下に有力活断層」に懸念を表明し、貴職のいっそうのご努力を期待するものです。

              2008年8月18日
          ピースサイクル愛知ネットワーク

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