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2008年2月15日 (金)

この地の海外交流の現在

 労働運動の場合、私の場合
 昨日の続きでいえば、運動誌「労働情報(RJ)」の経営と先行きも心配ではあるから「労働情報OB会」も、資金と経営の知恵と運動論を糾合する必要は、認めるところである。
 一方、企業のグローバル化、多国籍企業の実態を見るにつけ、あるいは、労働運動それ自体の国際的なつながりが以前に比べてどうなのか、これも気になるところである。
 一つの運動のかかわりが、その根源を辿っていくと限りなく広い世界へ行き着くことは、多くの人が経験するところであるが、広すぎてそれ自体に飲み込まれてしまうというか、方向を見失って萎縮することも少なくない。いきおい「オレの手には負えん」と、一線を画してしまうことすらある。
 チェルノヴイリ原発事故で救援活動を続けている人達は、医療機器などを携えて何度も現地を訪れている。救援すべき現地の悲惨の状況より、そのような国境を平然と越えていく姿に感動すら覚える。多国籍企業が経営するバナナプランテーションで、劣悪な労働条件の下に苦難をしいられてきたフィリピンの農業労働者の実態報告と、交流を進めるグループ「フィリピンナゴヤ」の活動、中村哲医師らの「ペシャワール会」の活動、カンボジア地雷撤去キャンペーン・愛知の活動は、私の身近で知るところである。このようにこの地にも、「国際交流」が少なからずあり、私が知らないそれらはもっとあるに違いない。日中、日ロ、日朝、日韓の「友好協会」もその一つであろう。
 では、労働運動ではどうか、私も参加するフィリピントヨタ労組の支援と交流、国際連帯は、今も継続する運動であるが、韓国・民主労総との交流、相互訪問、以前にはタイの労働者をこの名古屋に迎えたこともあった。
 APWSL(アジア太平洋労働者連帯会議)では、アメリカの労働運動情報誌「レーバーノーツ」が主催する全国大会に、ツアーを募集して参加している。私は1997年に参加したことがあったが、昨年は愛知から3人が参加した。また、郵政の民営化を先がけ、失敗したニュージーランドのツアーも二度、三度実施されている。
 ACFOD(発展に関するアジア文化フォーラム)のツアーに参加して、貴重な経験をした人もいる。
 またよくは知らないが、在日外国人のトラブルを支援する「アルスの会」というのがある。あるいは「名古屋労職研」や「ふれあいユニオン」では外国人労働者の労働相談を受けている。
 今後、成長著しいBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)への日本企業の進出に伴い、現地労働組合、労働者との交流も増えていくだろう。そんな時の対応は、個別的では不十分であろうから、何らかの窓口が必要な気もするが、やっぱり「もう出番ではないだろうし、手に負えんなあ、誰かやって!」が本音である。お手伝いはするが・・・。

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