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2008年2月 9日 (土)

自動車関連労働者の交流

  情報交流と実践的運動が交差して
 恒例の、1年に一度だけであるが、自動車関連の職場に働く労組・活動家が交流する合宿が豊田市で開催され、私も労働現場でいえばOB、地域活動でいえば現役という立場から参加した。
 今回は短い時間の中に、トヨタ、日産、いすゞなど各職場報告、内野過労死裁判の報告と課題、TMPCWAを支援する会からの緊急現地報告、全トヨタ労働組合(ATU)をサポートする市民の会からの要請、田中国賠訴訟の控訴審問題などが盛り込まれた。
  その全体の流れを見ていると、自動車産業の労働現場と各地域での運動の情報交流及び、それらの実践的運動の成果を出し合う場があり、さらに資本(経営側)と現場で向きあって闘う部分と、支援の立場から、というものが交差しているようであった。
 インターネットが活動の有力の手段となって、新しい情報は国内だけでなく海外からもどんどん入ってくる。相互の情報交換もその情報の量とスピードは隔世の感がある。それだけを取り上げれば、状況把握はある程度は「共通項」となるかもしれない。
  一方、日々労働諸条件の改善を求め、不当な人事や査定の追及を職場の闘いで推し進める活動は、愚直なまで地道なもので、焦っても何も得られない。ここに情報だけではなしえない大きなギャップのようなものがある。
 また、労働組合という労組法に則った対会社交渉の現場と、「反主流」の立場から、チェックと対案を主とする、活動家として批判的問題提起型の運動とにも、その日常活動と言う点では違いがある。
 さらに、現役とOBとの現状把握、立ち位置の違いも少なくないから、仮に「共同闘争」を推し進めるとすれば、運動の“歩調と機動性”の点で難しさがあるのは当然であろう。
 そんな潜在的問題を抱えながら、これからも1年に一度の交流合宿を続けていくのか、それはそれでいいからそのように位置付け、一方で現状に対処する即応的な活動基盤を持つ新たな構想が必要ではないかという問題意識は、議論の俎上には上がらなかったが、底流にあったのではないだろうか、そんな一面も感じた集まりであった。
  そのような「地域共闘」は既に、関東地区で進行しているので、この課題はもっぱら愛知での課題である。足元を見れば巷には、リストラ解雇、過労死、労災職業病、非正規労働者、外国人労働者・研修生、貧困格差などの諸問題がある。あれもこれもとはいかないけれども、改めて地域的な拠点づくりを、これまでの様々ないきさつを超えた“新天地”というには大袈裟だが、構想してみる価値は十分あるだろう。これがもう一つの視点であったと思う。 
(追い書き)
 

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