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2007年7月 6日 (金)

共産党は、なぜ多数派になれないか・5

 参加者の意見から(1)
1) Aさんの意見
◆巷間からすくい上げた評価する点
 ①変革の理論がある。②不正を糾弾する。③真面目な人たちという共感。④困窮者の面倒をみる。
◆その批判的な面は
 ①主婦層は「こわい」と感じている。②商店主は「裏と表がある」とみている。③労働運動のリーダーたちは「裏切られる」という警戒心を抱いている。④地域社会住民は「何か背景があるのではないか」と警戒しがち。
◆Aサンの分析と意見
 ①共産党支持層は、知識階層に多い。労働組合でも、現業層に社会党系支持者が多いが、共産党は職員、教組関係者が多い。②逆に批判層をみてみると、一般的にいう保守層で自民党的思考の持ち主、“刷り込まれた”共産党嫌い。また共産党の掲げるその理論と実践に疑問を持った人、あるいは、運動の中で共産党の活動の実態にふれた人。
 ともあれ、身近な人たちには、多くが真摯に活動している。そして一途な面もある。それは共産党の「理念、マルクス史観、社会主義思想という理論面、変革の思想」に魅力を感じているからではないか。
 今後とも“確かな野党”という批判勢力として存在意義を発揮していくだろう。そこには、党員・個人としての求心力と、共産党自身の求心力が問われていくだろう。
2) Bさんの意見
 「民主集中制」について、原水禁運動では「社会主義国ならOK」という姿勢や、学生運動のあり方などから、どうかな、と思う。また財政問題については、いつも「自衛隊をなくせばいい」(防衛予算の減額、戦闘機1機で住宅何戸が建つ)というようないい方、そこには、自衛隊に対する認識がわれわれと違いすぎる。政策における財政的裏付けが乏しい。税制では、企業などが逃げ出さない政策が必要だろう。
3) Cさんの意見
 労働運動の側面から言うと、まず中央統制が非常に強いと感じる。古い話だがかつての産別会議では民主化運動の過程で、新産別に分裂させた例もある。やはり、小異を捨て大同につくという姿勢も必要ではないか。(筆者註:“分裂”には双方に主張があると思われる)
4) Dさんの意見
  大争議を経験した経緯もあってそれ以降は、「中立的立場」から運動を進めた。世界的潮流から見ても、共産党は衰退傾向だ。それに政党そのものへの不信感が広がっている。世論調査でも「信頼できる政党は?」で9%しか支持する人がいなかった。昔よく「民青」ということを身近に聞いたが、最近はあまり聞かない。若年層の組織化が遅れているのではないか。 
(続く)

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